2024年度総会ごあいさつ【大阪スマートシティパートナーズフォーラム会長 坪田 知巳】
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日頃よりOSPFの運営に格別のご協力を賜り、厚く御礼申し上げます。
本フォーラムも5年目を目前に控え、おかげさまで現在、450を超える企業・団体が参画する、全国最大規模のコンソーシアムへと成長を遂げているところです。
OSPFでは、公民共同エコシステムによるスマートシティを実現するため、市町村と民間のn対nのプロジェクト推進やスタートアップ支援など、多様な取組みを展開してきたところです。
これもひとえに多くの企業・団体・市町村の皆様のご理解、ご協力の賜物であると心より感謝申し上げます。
また、これらOSPFの取組みを公民共同エコシステムとして発展させていくためには、持続可能な推進体制の構築が必要であると考えており、今年度は、一層独立的な推進体制への進展を検討していく予定です。
さて、「大阪府スマートシティ戦略部」では、大阪のスマートシティを着実に前進させるため、さまざまな取組みを推進しています。
現在、スーパーシティの実現に向けた取組みを進めておりますが、昨年度、その重要なプラットフォームである「大阪広域データ連携基盤(ORDEN)」の本格運用をスタートし、他の都道府県との共同利用化も順調に進めているところです。
3月28日には、ORDENを介して官民が相互にデータ連携する仕組みとしてデータ取引所も開設しました。
すでにいくつかの民間企業から利用表明をいただいておりますが、先日は、Visaカード様が府内の決済データを匿名化したビッグデータとして、ORDENデータ取引所に提供くださることも発表がありました。
膨大なデータを保有するグローバル企業がORDENの利用を表明し、その保有データを地域経済活性化に役立てようとするWinWinの取組みは世界発であり、業界でも大きく取上げられています。
また、ORDENの機能を活用し、府民全員が利用できる広域総合ポータル「mydoor OSAKA」も整備しました。
必要な人に、必要な情報を、必要なタイミングでお届けできるパーソナライズサービスを提供することで、住民のQOL向上に繋げていきたいと考えております。
来年には、「大阪・関西万博」も開催されます。OSPFの取組みにより、府民の皆様の暮らしを豊かにしていくことで、大阪・関西万博のテーマである「いのち輝く未来社会のデザイン」を体現していきたいと思います。
会員の皆様方には、引続き、ご支援・ご協力を賜りますよう、どうぞよろしくお願いします。