交通渋滞解消に繋がる通行状況の見える化の実証を行いました!

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【交通状況の見える化を、ご活用ください!】
 本フォーラムでは、市町村が抱える地域・社会課題の解決に向け、7つの分野において、実証・実装に向けた取組を進めています。
 大阪府内の多くの市町村では都市部における交通渋滞問題が深刻化しており、その対策においては、多額の費用が必要かつ時間を要するインフラ整備ではなく、自動車の迂回誘導や利用時間帯の分散(ピークシフト)、公共交通機関や自転車の利用促進(モーダルシフト)等、人々の行動変容等を促すソフト的な解決手法が求められています。
 本フォーラム会員であるアクセンチュア株式会社と住友電気工業株式会社は、「移動がスムーズなまちづくり」分野における第1期プロジェクトとして、大阪府内で特に交通渋滞が顕著な茨木市の都市部を題材に、乗用車のカーナビから随時収集される位置情報(プローブ情報)を活用して、各交差点で乗用車の挙動(直進・右折・左折)を平日・休日別で時間帯毎に示し、乗用車の通行状況を見える化しました。
 この乗用車の通行状況の見える化は、迂回路の検討に加え、行動変容施策の効果検証にも活用でき、将来の渋滞問題解消に通じるものです。更には、AIオンデマンド交通等のサービスエリア検討など、その先の施策の実現の検討にもご活用いただけます。
 今後はアクセンチュア株式会社が保有するスマートシティに関するソリューションと住友電気工業株式会社が保有するITS関連技術を組み合わせて、見える化の先にある、交通渋滞等の社会問題の解消を自治体の皆様とめざします。
本件で使用したプローブ情報は本田技研工業株式会社が所有しています。分析の際、個人を特定できないよう加工および統計処理しています。

 

実施内容

・特定の道路を題材に、その道路に進入してくる自動車が、どこから来てどこへ向かうのかをカーナビから収集するプローブ情報から見える化・分析し、渋滞
 を引き起こすボトルネックの追求等に活用する。
・特定の道路を通行する自動車について、プローブ情報を活用し、交差点ごとの分岐状況(どの交差点で何台の自動車がその道路から流出しているかなど)を
 見える化し、その道路を通行する必要性が本当にある自動車がどの程度存在するか等を把握する。

◯分析対象道路
茨木市内の府道14号(畑田から宇野辺)

◯分析期間
2021年6月1日から同年6月30日

関連サイト
▼スマートシティ関連支援 | アクセンチュア
https://www.accenture.com/jp-ja/services/consulting/smartcity

Traffic Vision プローブデータ&サービス(本件で使用したプローブ情報は、住友電工システムソリューション株式会社が販売しています)
https://www.traffic-probe.jp/telematics/tv_probe.html

お問合せ先
住友電工システムソリューション株式会社 コネクティッド事業部 営業企画課
電話番号 03-5273-7572 (受付時間 平日 9:0017:00、夏期休業日および年末年始休業日を除く)
https://www.traffic-probe.jp/contact.html