「交通事業者によるAIオンデマンド交通先行モデル構築補助金」の 採択事業者による実証実験を実施!

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 大阪府では、地域の公共交通の課題への対応と住民の利便性向上に向けて、AIオンデマンド交通の導入促進に取り組んでいます。
 今年度創設した、交通事業者と市町村が協力して行う実証の取組みを支援する「AIオンデマンド交通モデル事業費補助金」について、他地域への横展開が期待できる先行モデルとして、以下の2事業を採択し、それぞれ実証運行を実施しました。
▼参考URL▼
https://www.pref.osaka.lg.jp/hodo/index.php?site=fumin&pageId=45540

(※)AIオンデマンド交通は、定時定路線ではなく、あらかじめ設定した運行区域に乗降ポイントを設定し、AIを活用した効率的な配車により、利用者の予約に対しリアルタイムに最適配車を行う輸送サービスで、地域の移動ニーズを面的にカバーできることから、輸送効率の向上ときめ細やかな輸送サービスの提供が可能となります。

 いずれの事業も令和6年度までの社会実装及び、今後他の自治体や事業者への横展開を促すような先行モデルとなることを目指しています。

豊能町での取組み
(1)実証の背景と目的
 豊能町の中山間地域においては、高齢化と人口流出に加え、コロナ禍による生活様式の変化もあり路線バスの利用者が減少しているほか、交通の利便性にも課題認識がありました。本実証は地域交通の利便性を確保するとともに、まちの活性化にもつなげ、公共交通の最適化と地域住民の生活の質(QOL)向上を目的として、トヨタモビリティ新大阪株式会社の協力のもとに行われました。
(2)概要
  • 実施体制
     事業主体:豊能町AIオンデマンド交通実証実験協議会
     運行主体:阪急バス株式会社、京都タクシー株式会社
     市町村:豊能町
  • 運行期間
    令和5年2月1日(水曜日)から令和5年2月28日(火曜日)
  • 運行時間
    午前9時~午後5時
  • 運行エリア
    豊能町西地区(新光風台、光風台、東ときわ台、ときわ台、吉川)
    ミーティングポイント(乗降場所)設置箇所数:115箇所
  • 運賃
    無料(※今後は有償化を検討)
  • 予約方法
    スマホアプリ(配車用アプリ『SWAT Move』(SWAT Mobility Japan社製))または電話
  • 運行車両
    ワンボックス車両(客席8席)3台

(3)参考URL
https://www.pref.osaka.lg.jp/hodo/index.php?site=fumin&pageId=46657

堺市での取組み
(1)実証の背景と目的
 泉北ニュータウン地域では起伏のある地形に加え高齢化が進む中、住民の移動課題の解決に向けた取り組みが求められています。本実証により対象エリア内に小回りのきく輸送サービスを提供することで、住民の移動課題の解決や利便性の向上、特に高齢者の外出促進に繋がったかなど、移動ニーズの調査及び検証を行うことを目的として実施しました。
(2)概要
  • 実施体制
     事業主体:南海電気鉄道株式会社
     運行主体:南海バス株式会社
     市町村:堺市
  • 運行期間
    令和5年1月10日(火曜日)から令和5年3月10日(金曜日)
  • 運行時間
    午前9時~午後6時
  • 運行エリア
    鴨谷台、桃山台の2地区、及び光明池駅、栂・美木多駅、泉ヶ丘駅の3駅
  • 運賃
    1乗車200円※泉ヶ丘駅発着の場合は1乗車300円
  • 予約方法
    WEBまたは電話
  • 運航車両
    ワンボックス車両(客席8席)2台

(3)参考URL
https://www.pref.osaka.lg.jp/hodo/index.php?site=fumin&pageId=46567

 

※大阪府スマートシティ戦略部としましては、今年度の取組みを踏まえ、来年度も引続き「交通事業者によるAIオンデマンド交通先行モデル構築補助金」の継続を目指し、調整を行っております。