「Smart City Osaka Pitch 2021」を開催しました。

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 2021年7月19日、シェアオフィス「billage OSAKA」を運営する株式会社MJEとの共催で大阪のスマートシティ化の更なる促進を目的に、スタートアップ企業6社によるピッチイベント「Smart City Osaka Pitch 2021」を開催しました。

 当日は、行政の課題解決に向けたソリューションを持つスタートアップ企業6社が、府内自治体職員(13市町・27名)に向けて事業プレゼンし、今年度から取り組める実証内容の提案を行いました。
ゲストには、大阪府スマートシティ戦略スーパーアドバイザーの吉澤 正登氏、経営学者・APS学長の中川 功一氏、公益財団法人大阪産業局 スタートアップエコシステムコンソーシアム事務局 統括プロデューサーの長川 勝勇氏が参加し、提案内容に対する活発な意見交換が行われました。
 本フォーラムでは、今後も引き続き、府内市町村の課題解決に向けたイベントの開催や、会員企業等との連携した取組の創出を推進していきます。

<登壇者一覧>
■大林 尚朝氏 (株式会社Another works 代表取締役CEO)
企業と複業人材のマッチングプラットフォーム「複業クラウド」を展開し、行政課題を複業人材の知見やネットワーク等から解決することを提案。これまでに全国10自治体と連携しており、複業人材の登用を開始しています。

■川越 一磨氏 (株式会社コークッキング 代表取締役 CEO)
飲食店で余りそうな食品をユーザーにレスキューしてもらうアプリ「TABETE」と、生産者の余りそうな食品・食材のECサービス「レスキュー掲示板」を提案。ごみの減量や焼却コスト課題への解決策として、また、地域の飲食店、生産者支援として、加盟店の開拓やユーザー拡大に取り組んでいます。

■松田 一朗氏 (株式会社ナイトレイ データコンサルティング部 コンサルタント)
地域の生活者や旅行者の位置情報ビッグデータをもとに、SNS解析や滞在人口の分析等を行うことで、現状把握や戦略立案に活用することができる、国内生活者・旅行者分析サービス「CITY INSIGHT」を提案。自治体との取組事例として大規模国際スポーツイベントにおけるデータの可視化等を紹介しました。

■吉田 拓巳氏 (株式会社nommoc 代表取締役)
無料で目的地まで移動ができる配車サービス「nommoc」を提案。車での移動時間中の体験型広告の提供により、スポンサーはユーザー属性の詳細な絞りこみによりニーズの高いユーザーへ広告を届けることができ、ユーザーは新商品を車内で体験することで楽しみながら、無料で移動することができる、と発表しました。

■奥山 祐矢氏(株式会社フォトシンス セールス・マーケティング部 大阪オフィス責任者)
スマートロックサービス「Akerun」を利用した鍵運用のシステム化を提案。公共施設の無人管理を実現することで、セキュリティ対策も向上しつつ管理者の高齢化や担い手不足を解消できると提案しました。

■高田 涼太氏 (Flora株式会社 CMO)
妊娠期間と産後期間のヘルスケアサービスを提案。アプリによる心拍・歩数・睡眠パターン解析に基づくパーソナライズされた提案や、チャットボットの会話による悩み相談対応、サロンでのグループセラピー等を行う。実証実験として自治体職員向けにサービスを提供することから開始し、地域の方々に利用を拡大していきたいと発表しました。